貧富の格差増大、上位62人と下位36億人の資産が同額

1:2016/01/18(月) 13:41:06.77 ID:CAP_USER*
貧富の格差増大、上位62人と下位36億人の資産が同額

 ニューヨーク(CNNMoney) 世界の富裕層の上位62人が保有する資産は、世界の
人口全体の下位半数が持つ合計と同じ額に達していることが18日までに分かった。貧困
問題に取り組む非政府組織(NGO)オックスファム・インターナショナルの報告で明らかに
なった。

 オックスファムは今週スイスで開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に向け、
米経済誌フォーブスの長者番付やスイスの金融大手クレディ・スイスの資産動向データに基づく
2015年版の年次報告書を発表した。

 それによると、上位62人と下位半数に当たる36億人の資産は、どちらも計1兆7600億ドル
(約206兆円)だった。

 富裕層の資産は近年、急激に膨れ上がっており、上位グループの資産はこの5年間で計
約5000億ドル増えた。一方、下位半数の資産は計1兆ドル減少した。10年の時点では、
上位388人の資産の合計が下位半数の合計に等しいという結果が出ていた。

 また、上位1%の富裕層が握る資産額は、残り99%の資産額を上回る水準にあるという。

 オックスファム・アメリカのガウェイン・クリプキ氏は、世界の富が「ピラミッドの頂点に
位置するごく一部へ急速に集中しつつある」と指摘する。

 富裕層と貧困層の所得格差も拡大を続けている。1日あたりの生活費が1・90ドル未満という
極貧ライン以下の生活を送る下位20%の所得は1988年から2011年までほとんど動きが
なかったのに対し、上位10%の所得は46%も増加した。

 一方で富裕層の税金逃れは総額7兆6000億ドルに上っていると推定される。オックスファムは
格差縮小に向け、世界の指導者にこうした問題への対策を改めて呼び掛けた。

CNN.co.jp 2016.01.18 Mon posted at 13:32 JST
http://www.cnn.co.jp/business/35076360.htmls
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