メキシコ、世界初の「ジュース税」導入で消費額6%減、水の売上は4%増 肥満予防に効果
1 :
海江田三郎 ★ :2016/01/18(月) 14:09:00.84 ID:CAP_USER.net
http://www.sankei.com/premium/news/160116/prm1601160010-n1.html
メキシコが肥満や糖尿病を減らすため2014年1月から、世界で初めて全ての砂糖入り飲料に10%の税をかける「ジュース税」を導入したところ、1年後に当該飲料の消費額が対前年比で6%減少、低所得層に限れば単月で最大17%低下するなど、“ジュース離れ”を促す効果があったことが研究結果で分かった。専門家は「効果は明白」と太鼓判を押しており、メキシコの試みが世界に拡大する可能性がある。(SANKEI EXPRESS)
水の売り上げは増加
研究結果はメキシコ国立研究所のエコノミスト、アランチャ・コルチェロ氏が率いる研究チームが1月6日付の英医師会雑誌(BMJ)で発表した。
米紙ニューヨーク・タイムズや英紙デーリー・テレグラフ(いずれも電子版)などによると、研究チームは2012年1月~14年12月まで、メキシコの53都市に住む6200世帯の計約5万人を調査。その結果、課税によってジュースの販売価格は約10%値上がりし、その影響からか、課税実施後から1年間の消費額は対前年比で6%減となった。
課税実施直後から減少幅はどんどん拡大し、14年12月には対前年同月比で12%減と最大の落ち込み幅を記録。低所得者層に限れば平均9%減で、14年12月は実に17%減だった。その一方、ペットボトル入りの水の売り上げは逆に4%増えており、課税効果を裏付けた。
「国民が離れるきっかけ」
メキシコでは成人の約70%が過体重か肥満で、経済協力開発機構(OECD)加盟の34カ国中トップ。さらに主に生活習慣によって引き起こされる2型糖尿病の罹患(りかん)率もトップだ。その最大の原因がソーダをはじめとする砂糖入りの飲料なのは間違いない。昨年のユーロモニターの調査によると、メキシコ人は年間、こうしたジュースを1人当たり111リットルも飲み、米国の103リットルを上回り、世界最大の消費国だったことが分かっている。
そこでメキシコでは、状況改善のため、一昨年1月から、ジュース1リットルに対し、1ペソ(約6セント=約7円)の物品税を課すジュース税を導入。約10%の価格上昇が消費離れを促した。
今回の研究結果について、研究チームの主要メンバーのひとり、ジュアン・A・リベラ博士はニューヨーク・タイムズ紙に「課税が国民にジュース離れを起こすきっかけとなっていることが明らかになった」と称賛。メキシコでは成人の約70%が過体重か肥満で、経済協力開発機構(OECD)加盟の34カ国中トップ。さらに主に生活習慣によって引き起こされる2型糖尿病の罹患(りかん)率もトップだ。その最大の原因がソーダをはじめとする砂糖入りの飲料なのは間違いない。昨年のユーロモニターの調査によると、メキシコ人は年間、こうしたジュースを1人当たり111リットルも飲み、米国の103リットルを上回り、世界最大の消費国だったことが分かっている。
そこでメキシコでは、状況改善のため、一昨年1月から、ジュース1リットルに対し、1ペソ(約6セント=約7円)の物品税を課すジュース税を導入。約10%の価格上昇が消費離れを促した。
今回の研究結果について、研究チームの主要メンバーのひとり、ジュアン・A・リベラ博士はニューヨーク・タイムズ紙に「課税が国民にジュース離れを起こすきっかけとなっていることが明らかになった」と称賛。
続きを読む
http://www.sankei.com/premium/news/160116/prm1601160010-n1.html
メキシコが肥満や糖尿病を減らすため2014年1月から、世界で初めて全ての砂糖入り飲料に10%の税をかける「ジュース税」を導入したところ、1年後に当該飲料の消費額が対前年比で6%減少、低所得層に限れば単月で最大17%低下するなど、“ジュース離れ”を促す効果があったことが研究結果で分かった。専門家は「効果は明白」と太鼓判を押しており、メキシコの試みが世界に拡大する可能性がある。(SANKEI EXPRESS)
水の売り上げは増加
研究結果はメキシコ国立研究所のエコノミスト、アランチャ・コルチェロ氏が率いる研究チームが1月6日付の英医師会雑誌(BMJ)で発表した。
米紙ニューヨーク・タイムズや英紙デーリー・テレグラフ(いずれも電子版)などによると、研究チームは2012年1月~14年12月まで、メキシコの53都市に住む6200世帯の計約5万人を調査。その結果、課税によってジュースの販売価格は約10%値上がりし、その影響からか、課税実施後から1年間の消費額は対前年比で6%減となった。
課税実施直後から減少幅はどんどん拡大し、14年12月には対前年同月比で12%減と最大の落ち込み幅を記録。低所得者層に限れば平均9%減で、14年12月は実に17%減だった。その一方、ペットボトル入りの水の売り上げは逆に4%増えており、課税効果を裏付けた。
「国民が離れるきっかけ」
メキシコでは成人の約70%が過体重か肥満で、経済協力開発機構(OECD)加盟の34カ国中トップ。さらに主に生活習慣によって引き起こされる2型糖尿病の罹患(りかん)率もトップだ。その最大の原因がソーダをはじめとする砂糖入りの飲料なのは間違いない。昨年のユーロモニターの調査によると、メキシコ人は年間、こうしたジュースを1人当たり111リットルも飲み、米国の103リットルを上回り、世界最大の消費国だったことが分かっている。
そこでメキシコでは、状況改善のため、一昨年1月から、ジュース1リットルに対し、1ペソ(約6セント=約7円)の物品税を課すジュース税を導入。約10%の価格上昇が消費離れを促した。
今回の研究結果について、研究チームの主要メンバーのひとり、ジュアン・A・リベラ博士はニューヨーク・タイムズ紙に「課税が国民にジュース離れを起こすきっかけとなっていることが明らかになった」と称賛。メキシコでは成人の約70%が過体重か肥満で、経済協力開発機構(OECD)加盟の34カ国中トップ。さらに主に生活習慣によって引き起こされる2型糖尿病の罹患(りかん)率もトップだ。その最大の原因がソーダをはじめとする砂糖入りの飲料なのは間違いない。昨年のユーロモニターの調査によると、メキシコ人は年間、こうしたジュースを1人当たり111リットルも飲み、米国の103リットルを上回り、世界最大の消費国だったことが分かっている。
そこでメキシコでは、状況改善のため、一昨年1月から、ジュース1リットルに対し、1ペソ(約6セント=約7円)の物品税を課すジュース税を導入。約10%の価格上昇が消費離れを促した。
今回の研究結果について、研究チームの主要メンバーのひとり、ジュアン・A・リベラ博士はニューヨーク・タイムズ紙に「課税が国民にジュース離れを起こすきっかけとなっていることが明らかになった」と称賛。
転載元スレッド:
http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/bizplus/1453093740/
【国際】メキシコ、世界初の「ジュース税」導入で消費額6%減、水の売上は4%増 肥満予防に効果
【国際】メキシコ、世界初の「ジュース税」導入で消費額6%減、水の売上は4%増 肥満予防に効果