「小さな粒を練り固めると赤身のミンチができあがる」家畜を殺さずに人工的に肉を作る培養肉を火星進出に備えて研究。課題はコストと味

1833044467
1: 野良ハムスター ★ 2016/01/16(土) 20:36:24.35 ID:CAP_USER*.net
限りある地球資源の枯渇は、古くて新しい問題だ。
あまり注目されなかった切り口で、挑む科学者がいる。

試験管の中で、たらこの一粒ほどの物質が揺れている。

「これです。この小さな粒がマウスの筋肉細胞ですよ」

インテグリカルチャー代表取締役の羽生雄毅さん(30)は誇らしげだ。

昨年着手した「Shojinmeat Project」は、牛の筋幹細胞をもとに培養を重ね、
食用の牛肉をつくろうという計画である。

「小さな粒を、大量につくって練り固めると、赤身のミンチができあがる」


理論的にはそうだろうが、いったい何粒あれば1食分の肉になるのか……
羽生さんも、食卓に届けるために二つの高いハードルがあることを認める。

「コストと味です。前者に関して言うと、
200グラムのミンチをつくるためには、1千万円以上かかってしまうんです」


こんな値段でハンバーガーをつくっても採算性はない。
それでも、将来の食糧危機に備えるため、人類が火星に進出したときのため、研究を始めた。

次は味だ。培養した細胞は筋肉そのもので、味は淡泊極まりない。コクを出すためには脂肪を、
食感を出すためには筋繊維も培養し、ホンモノばりに再現しないといけない。


さらには、「試験管でつくった肉」に対する、感情面・倫理面から来る嫌悪もあるだろう。
とはいえ、未来の食糧事情が今と同じである保証はどこにもない。
まず、かつて新興国と呼ばれた国の経済成長に伴って、食肉の需要は増え続けている。

※AERA 2016年1月11日号より抜粋
http://dot.asahi.com/aera/2016011400044.html


引用元: http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1452944184/

続きを読む
 戻る