【鹿せんべい】餌の「鹿せんべい」を与える際にじらす→鹿に噛まれ中国人パニック
1:
きゅう ★
2016/01/15(金) 15:37:00.55 ID:CAP_USER*.net
奈良公園でシカと触れ合う外国人=奈良市
奈良公園(奈良市)で国の天然記念物に指定されている鹿による「人身事故」が、
鹿との接し方に不慣れな外国人観光客の増加に伴い多発している。
鹿に噛(か)まれたり、体当たりされたりするトラブルの相談件数が今年度は12月末時点で
80件を超え、過去最高に。その半数以上が外国人からだった。
鹿が急に凶暴になったわけではなく、ほとんどは観光客が餌の「鹿せんべい」を与える際にじらすなど、
誤った対応をしたことが原因という。
そこで奈良県は外国人向けに「鹿との接し方」を解説した動画を作成。ネットで公開し、
普及啓発に乗り出している。
英語で「鹿の取り扱い説明書」
奈良県が開設している外国人向けの奈良観光情報サイト「VISIT NARA JAPAN」
( http://welcome-nara.jp/global/)。ホームページには奈良公園の鹿の写真をあしらったバナーが
あり、クリックすると、「奈良の鹿の扱い方」についてイラストと英語のナレーションで分かりやすく
説明した75秒間の動画が流れる。
奈良公園一帯に生息する鹿は国天然記念物として保護されている
▽出産後の春と発情期の秋は気性が荒くなっていて危険である
▽「鹿せんべい」を与える際はじらさない-。
動画は、家族で訪れた観光客が鹿と触れ合う中でそうした注意事項を知るというストーリーで、
スマートホンでも見ることができる。
http://www.sankei.com/west/news/160115/wst1601150001-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/160115/wst1601150001-n2.html
http://www.sankei.com/west/news/160115/wst1601150001-n3.html
http://www.sankei.com/west/news/160115/wst1601150001-n4.html


奈良公園(奈良市)で国の天然記念物に指定されている鹿による「人身事故」が、
鹿との接し方に不慣れな外国人観光客の増加に伴い多発している。
鹿に噛(か)まれたり、体当たりされたりするトラブルの相談件数が今年度は12月末時点で
80件を超え、過去最高に。その半数以上が外国人からだった。
鹿が急に凶暴になったわけではなく、ほとんどは観光客が餌の「鹿せんべい」を与える際にじらすなど、
誤った対応をしたことが原因という。
そこで奈良県は外国人向けに「鹿との接し方」を解説した動画を作成。ネットで公開し、
普及啓発に乗り出している。
英語で「鹿の取り扱い説明書」
奈良県が開設している外国人向けの奈良観光情報サイト「VISIT NARA JAPAN」
( http://welcome-nara.jp/global/)。ホームページには奈良公園の鹿の写真をあしらったバナーが
あり、クリックすると、「奈良の鹿の扱い方」についてイラストと英語のナレーションで分かりやすく
説明した75秒間の動画が流れる。
奈良公園一帯に生息する鹿は国天然記念物として保護されている
▽出産後の春と発情期の秋は気性が荒くなっていて危険である
▽「鹿せんべい」を与える際はじらさない-。
動画は、家族で訪れた観光客が鹿と触れ合う中でそうした注意事項を知るというストーリーで、
スマートホンでも見ることができる。
http://www.sankei.com/west/news/160115/wst1601150001-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/160115/wst1601150001-n2.html
http://www.sankei.com/west/news/160115/wst1601150001-n3.html
http://www.sankei.com/west/news/160115/wst1601150001-n4.html
2:
きゅう ★
2016/01/15(金) 15:37:08.39 ID:CAP_USER*.net
制作した、海外向け解説動画を手掛ける「simple show」(東京)の吉田哲社長は、
「奈良の鹿が観光客のいい思い出作りとなるよう、注意事項の羅列ではなく、ショートストーリーで
視聴者に語りかける内容にした」と話す。
人身事故の6割近くは外国人
奈良県によると、県を訪れた外国人観光客は平成25年の45万6200人から、
26年は66万3500人に増加。
だが、これに比例するように、奈良公園の鹿による外国人の「人身事故」被害も増えているという。
鹿によるけがや事故の相談に応じている「奈良公園のシカ相談室」によると、25年度の
人身事故相談件数50件のうち、外国人による相談は12件で24%。
だが、26年度は74件のうち34件で45・9%に上昇した。
27年度は相談件数が12月末時点で86件と過去最高を記録。
うち外国人は49件で56・9%と、大幅に増えている。
事故発生が最も多い時間帯は午後1~3時で、場所は東大寺南大門周辺だ。
「シカ相談室」の吉村明真(あきまさ)室長は「特に、中国人や東アジアの観光客の相談が多い」
と話す。
原因のほとんどは、鹿用に販売されている名物「鹿せんべい」をなかなか食べさせずにじらして
鹿に体当たりされたり、ちぎった鹿せんべいを差し出して手もいっしょに噛まれたりと、
観光客が誤った対応をしたためだという。
鹿を興奮させたり、怒らせないためには「絶対にじらさないこと」と吉村さん。
そもそも、鹿は「鹿せんべい」にしか興味がない。鹿が寄ってきて怖いと感じれば、
「鹿せんべいをまいて手放してしまえば、離れていく」という。
「狂犬病は大丈夫か」
外国人観光客が鹿に噛まれた時、特に中国人が心配するのが「狂犬病」だ。
奈良公園の鹿に噛まれて狂犬病や感染症にかかったケースはなく、「過度な心配は不要」(吉村さん)
というが、中国人の場合、狂犬病など動物を介した感染症に対する根強い恐怖心が根底にあるようだ。
厚生労働省によると、狂犬病は日本では50年来発症していないが、中国では
狂犬病による死者が2008年に2466人にも上り、現在も年間2千人を超えているとされる。
韓国や台湾などでも、中国ほどではないものの、現在も狂犬病による死者が確認されている。
そこで県は外国人から狂犬病に関する相談があった場合、感染症の心配がないことを
英・中・韓の3カ国語で説明した文書を手渡している。
ほとんどの外国人はそれで安心するというが、中には「噛まれたので病院に連れて行ってほしい」
という人もおり、状態や要望に応じ、県国際課の職員が通訳として病院に同行することもあるという。
奈良公園を訪れていた北京市の張鍼さん(25)は「鹿に噛まれたら、感染症は気にするかも…」
といい、「噛まれるのが怖いので、せんべいはじらさずにあげている」と話した。
一方、オーストラリア人のアダム・フラナリーさん(28)は県が公開している動画を見て、
「街中には注意喚起の看板がたくさんあるし、この動画もいい啓発活動だ」と評価。
また香港の大学生、張燕さん(20)は「英語でも若い中国人なら分かると思うが、
中国語版の動画も作ってほしい。高齢の観光客には英語は難しいと思う」と話した。
奈良には鹿を目当てにくる外国人も多く、正しい鹿との接し方を広めることが観光振興の面からも
急務となっている。(神田啓晴)
「奈良の鹿が観光客のいい思い出作りとなるよう、注意事項の羅列ではなく、ショートストーリーで
視聴者に語りかける内容にした」と話す。
人身事故の6割近くは外国人
奈良県によると、県を訪れた外国人観光客は平成25年の45万6200人から、
26年は66万3500人に増加。
だが、これに比例するように、奈良公園の鹿による外国人の「人身事故」被害も増えているという。
鹿によるけがや事故の相談に応じている「奈良公園のシカ相談室」によると、25年度の
人身事故相談件数50件のうち、外国人による相談は12件で24%。
だが、26年度は74件のうち34件で45・9%に上昇した。
27年度は相談件数が12月末時点で86件と過去最高を記録。
うち外国人は49件で56・9%と、大幅に増えている。
事故発生が最も多い時間帯は午後1~3時で、場所は東大寺南大門周辺だ。
「シカ相談室」の吉村明真(あきまさ)室長は「特に、中国人や東アジアの観光客の相談が多い」
と話す。
原因のほとんどは、鹿用に販売されている名物「鹿せんべい」をなかなか食べさせずにじらして
鹿に体当たりされたり、ちぎった鹿せんべいを差し出して手もいっしょに噛まれたりと、
観光客が誤った対応をしたためだという。
鹿を興奮させたり、怒らせないためには「絶対にじらさないこと」と吉村さん。
そもそも、鹿は「鹿せんべい」にしか興味がない。鹿が寄ってきて怖いと感じれば、
「鹿せんべいをまいて手放してしまえば、離れていく」という。
「狂犬病は大丈夫か」
外国人観光客が鹿に噛まれた時、特に中国人が心配するのが「狂犬病」だ。
奈良公園の鹿に噛まれて狂犬病や感染症にかかったケースはなく、「過度な心配は不要」(吉村さん)
というが、中国人の場合、狂犬病など動物を介した感染症に対する根強い恐怖心が根底にあるようだ。
厚生労働省によると、狂犬病は日本では50年来発症していないが、中国では
狂犬病による死者が2008年に2466人にも上り、現在も年間2千人を超えているとされる。
韓国や台湾などでも、中国ほどではないものの、現在も狂犬病による死者が確認されている。
そこで県は外国人から狂犬病に関する相談があった場合、感染症の心配がないことを
英・中・韓の3カ国語で説明した文書を手渡している。
ほとんどの外国人はそれで安心するというが、中には「噛まれたので病院に連れて行ってほしい」
という人もおり、状態や要望に応じ、県国際課の職員が通訳として病院に同行することもあるという。
奈良公園を訪れていた北京市の張鍼さん(25)は「鹿に噛まれたら、感染症は気にするかも…」
といい、「噛まれるのが怖いので、せんべいはじらさずにあげている」と話した。
一方、オーストラリア人のアダム・フラナリーさん(28)は県が公開している動画を見て、
「街中には注意喚起の看板がたくさんあるし、この動画もいい啓発活動だ」と評価。
また香港の大学生、張燕さん(20)は「英語でも若い中国人なら分かると思うが、
中国語版の動画も作ってほしい。高齢の観光客には英語は難しいと思う」と話した。
奈良には鹿を目当てにくる外国人も多く、正しい鹿との接し方を広めることが観光振興の面からも
急務となっている。(神田啓晴)