【悲報】シャープ、3月にも経営破綻か

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シャープの経営危機は、売上高の3割を占める液晶事業の不振に起因する。

海外勢との競争激化で主力の液晶パネルの値段が下がり、経営が悪化した。15年3月期には2223億円の最終赤字を計上。16年3月期も1000億円超の純損失の見通しだ。高橋氏は通期では「100億円の営業黒字を達成する」としてきたが、15年4~12月期は赤字になった模様だ。当然、資金繰りは厳しくなっている。

16年3月31日に5100億円の協調融資の返済期限を迎える。シャープの15年9月末時点の手元資金は1750億円。破綻を回避するには、銀行に借り換えを認めてもらう必要があるが、そのためにも再建策を早くまとめなければならない。

だが、経済産業省を所管する革新機構と主力銀行との思惑が交錯し、再建策の取りまとめは越年。膠着状態に陥ってしまい、シャープは崖っぷちに立たされたまま時間との勝負を迫られている。

シャープの命運は、革新機構と主力取引行が握っている。革新機構は、いずれの案でもシャープの財務体質を改善させるために銀行団の債権放棄などの金融支援を求めている。

15年6月にみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行は、それぞれ1000億円分のシャープの債務を優先株に振り替えるかたちで、計2000億円の金融支援をしたばかり。これ以上の債務棒引きにはすんなりとは応じられない。

「タイムリミットは3月31日。銀行団が協調融資した5100億円の返済期限だ。具体的な再建策を示さないと、メインバンク以外の銀行団の一部が借り換えに応じない可能性が高い。再建案がまとまらなければ、シャープの経営は破綻する。たとえ倒産を免れても、シャープ解体が現実味を帯びてくる。にもかかわらず、高橋社長は危機下にある企業の経営者としては役立たずといっていいほど機能しておらず、存在感がない」(市場筋)

シャープ救済策をめぐる混迷は続く。
http://biz-journal.jp/2016/01/post_13247.html


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